── 若いころに旅先で出会った曲が、ただ天から降ってくるように思い浮かび、この曲で踊ることに決めたのです ──

2026年5月9日(土)に開催する「第二回 しばしで舞踏」。今回は、第一部を「静寂の舞踏」として、第二部を「音響の舞踏」として、それぞれ異なる演出で開催することをアナウンスしていましたが、本日は、第二部で使用する楽曲をお二人のコメントとともに発表します!
予約サイトはこちら/The reservation website is:
https://sibasi-de-butoh-second-session.peatix.com
◎今貂子
使用楽曲:ジョン・コルトレーン「至上の愛」

今貂子|Photo: Hiroshi Mimura
「晩秋に開催した第一回では、庭や周囲の自然へと続いていく「しばし」の空間に自分の体を置くこと(供えること)で、自分の感覚をひらいていくような、これまでに味わったことのないような体験をすることができました。自分の輪郭がふだんより淡くなり、空間・環境と溶け合うようなやわらかな身体になっていったのが印象に残っています。
第二回へと続くことがうれしく、今回は初夏の「しばし」の空気感や光、蝋燭の明かりのなかで、「第一部 ー 静寂の舞踏」「第二部 ー 音響の舞踏」ともに踊ることがとても楽しみです。
第二部で使用する楽曲は、ジョン・コルトレーンの「至上の愛」を選びました。若いころに旅先で出会った曲が、ただ天から降ってくるように思い浮かび、この曲で踊ることに決めたのです。
「至上の愛」というタイトルは、まるで、宇宙の果てからの人間への問いかけのようにも思われます。名盤で、私にとって挑戦ではありますが、しっかりと踊っていきたいです」
◎青乃助藤妄
使用楽曲:冥丁「瑪瑙」

青乃助藤妄
「今回の公演は第一部と第二部で演出が異なるので、私にどんな表現ができるのか、大切にしたい軸の部分を考えながら稽古を始めました。私の今回のテーマは「幼と老」です。
冥丁さんは、日本文化から失われつつある感覚や記憶を現代的な感性で再構築しながら音楽活動を続けておられます。そのお姿に自分の活動と通づる点を感じ、普段からよく楽曲を聴かせていただいておりました。
第二部では、冥丁さんのLPの音とともに呼吸ができることに深い喜びと感謝を感じています」
20世紀のジャズシーンをリードし、「ジャズの殉教者」とも呼ばれるテナーサックス奏者のジョン・コルトレーンでの今貂子、そして、しばしとも縁が深く、海外での評価も高い冥丁での青乃助藤妄……。きっと伝説になるであろう一夜をお見逃しなく。
もちろん、「第一部 ー 静寂の舞踏」も間違いなくほかでは味わえない時間になるので、その両方を堪能し、この機会に深く舞踏を楽しんでみるのもおすすめです!
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<演出について>
◎第一部 - 静寂の舞踏
前回同様、無音という環境の中、その瞬間にお二人の内側から出てくる身体表現が楽しめる内容。5月の心地よい季節ということもあり、今回は第一部のみ窓を開けて開催する予定です。
お二人の息遣いや建物の響く音、そこに外から入ってくる音も混ざり合った空間での公演は、まさに、その瞬間、その場所にいた人のみが体験できる舞踏です。
◎第二部 - 音響の舞踏
今貂子、青乃助藤妄それぞれが選んだレコードの音に合わせた舞踏を展開。楽曲を用いた公演は過去にも多くありますが、しばしの真空管オーディオ・システム(ちなみに、スピーカーは英国製LOCKWOODで、ザ・ビートルズやピンク・フロイドらが、スタジオ・モニターとして使用したものと同型)から響く音での踊りは、また一味違った印象を受けることでしょう。
新たな挑戦で、また面白い化学反応が起こりそうな予感です。
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第二回 しばしで舞踏
日程:2026年5月9日(土)
料金:3,000円+ワンドリンク
時間:
◎第一部
開場 15時
開演 16時〜(終演 17時予定/公演終了後に交流タイム)
◎第二部
開場 18時
開演 19時〜(終演 20時予定/公演終了後に交流タイム。第二部のみフード・ドリンクの注文も可能)
*第二部の公演後は、22時まで「しばし ばー」として営業
場所:しばし
予約サイト:sibasi-de-butoh-second-session.peatix.com
*リンクはプロフィールにて
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今貂子|いまてんこ(@tenkoima)
1980〜1994年「白虎社」に参加。2000年舞踏カンパニー倚羅座結成。京都・東九条の稽古場を拠点に活動を続け、2020年には今貂子舞踏公演「金剛石-Diamond-」にて、令和2年度文化庁芸術祭優秀賞受賞。日本の芸能の源流にみられる「たまふり(命の活性化)」の力に支えられたアバンギャルドな舞踏の探求を通じ、独自の境地を開拓している。
青乃助藤妄|あおのすけふじもう(@awo_fujimou)
2017年、藍の染め場を設立し、職人・芸術家として京都で活動をスタート。2024年には、今貂子舞踏研究所の稽古場に参加し、表現することを学ぶ。藍や藍甕、道具や空間、ヒトやモノの記憶に息づく目に見えない者達を、藤妄は[妖怪]と呼ぶ。妖怪達の存在と空間、そして自身の身体が共存することを目標に表現をしている。本藍ぞめ、妖怪、どちらも藤妄自身の「生きる活動 」。