〈The Magazine that Takes Over Magazines〉展、11日間ありがとうございました!

2024年7月28日(日)〜8月7日(水)に開催した〈The Magazine that Takes Over Magazines〉展、たくさんのご来場をありがとうございました。

また、本展示企画の開催に向けてご尽力いただいたNEUTRAL COLORS 編集長の加藤さん、アシスタントデザイナーの和田さん、そして写真家の野口さんに心よりお礼を申し上げます。

Photo: 野口恵太|写真展の様子

〈The Magazine that Takes Over Magazines〉展のはじまりは、「大好きなNEUTRAL COLORSと企画をやりたい」と横浜のスタジオを訪れたことでした。

何の繋がりもなく、事前に連絡はしていたもののほぼ直アポのような形でのご相談となりましたが、話は不思議とスムーズに進んでいきました。今思うと、それはNEUTRAL COLORSとしばしに少し似ているところがあったからかもしれません。

Photo: 野口恵太|写真展の様子

当初は、7月にリリースされた最新号の発売イベントとして企画していましたが、加藤さんから「発注と受注という関係性の逆転」というアイデアをいただき、急遽、写真家の野口さんがNEUTRAL COLORSをハックすることに(この話をいただいた時、これは絶対に楽しくなる!と胸が高まりました)。

NEUTRAL COLORSの創刊号から写真を撮り続けている野口さんも巻き込みながら、写真展を行ったり、最新号をハックしたマガジン「THE MAGAZINE THAT TAKES OVER MAGAZINES」を制作・販売したり、発売イベントという域を超えた実験的な内容で展開ができたこと深く感謝いたします。

また、期間中は「滞在制作」という形で、加藤さんと野口さんにはしばしに滞在していただきました。途中、野口さんは撮影でしばしにいらっしゃらない期間もありましたが、毎日顔を合わせていると、はじめはぎこちなかった関係性がだんだんと馴染んでいく感じがあり、滞在制作だからこそ生まれる関係性やその変化というものにうれしさと面白さを感じていました。お二人には慣れない環境でご苦労も多くかけてしまったと思いますが、最終日には「名残惜しいですね」なんて会話ができたのはとても印象に残っています。

NEUTRAL COLORS最新号をハックしたマガジン「THE MAGAZINE THAT TAKES OVER MAGAZINES」丁合の様子

しばしとしてもこういった展示企画をするのは初の試みでしたが、NEUTRAL COLORSを入口にしばしを知ってくれた方がいらっしゃったり、反対にしばしを入口にNEUTRAL COLORSを知ったという方がいらっしゃったり、また、加藤さんや野口さんと会話を楽しむお客さんの姿を見たり、「本作りに興味があったので丁合が体験できて面白かった」と声をかけてもらったりすることで、さまざまな人たちがクロスオーバーする場として一歩前に進めた気がしています。そして、普段とは違ったしばしの風景に、空間としてのさらなる可能性も感じられる機会となりました。

連日、厳しい暑さのなか(また、8月4日のトークイベントはゲリラ豪雨のなか)たくさんの方にお越しいただいたことに感謝するとともに、それぞれのペースでこの空間を楽しんでいただけたことを本当にうれしく思います。しばしがある京都・左京区は、NEUTRAL COLORSにとっても創刊号を印刷した思い出の地。またこの場所でNEUTRAL COLORSと面白いチャレンジができるよう、しばしも日々進化していきます。

しばしでは、NEUTRAL COLORSの最新号や、その最新号をハックしたマガジン「THE MAGAZINE THAT TAKES OVER MAGAZINES」、野口さんの写真集、コラボTシャツなどを引き続き販売しております。展示に来られなかった方も、また、この余韻を感じたい方も、喫茶を訪れた際にはぜひ物販スペースをチェックしてみてください。

最後に、お忙しいなか事前準備をしてくださり、たくさんの展示物やマガジン、本を車に積んで京都までやってきてくれた加藤さん、野口さん、和田さん、改めて本当にありがとうございました!

担当:小滝

展示概要
タイトル:The Magazine that Takes Over Magazines
日時:2024年7月28日(日)〜8月7日(水)